太宰 治ゆかりの地
「人間失格」原作太宰治氏ゆかりの地 三鷹を訪ねる
劇団CHAN'T第20回公演「人間失格」の原作、太宰治。 太宰がかつて暮らし、現在はそのお墓のある地、三鷹に行って来ました。
8月19日、天気は快晴。 「人間失格」役者陣が乗り込んだ自動車は、一路、三鷹を目指します。 本当に突き抜けるような青空でした。
禅林寺に到着
命日である6月19日「桜桃忌」には、たくさんのファンで賑わうそうですが、 この日はお盆過ぎということもあり、寺内は静かな雰囲気でした。
お墓へ
お花とお供えの品を用意し、お水も汲んで、いよいよ太宰のお墓へと向かいます。 森鴎外のお墓の向かい、木陰の中に、太宰はひっそりと眠っていました。
なお、この木は桜の木で、さくらんぼの実もなるそうです。
皆でお墓を掃除して、お線香を点け、お花とお供えを置き、 そして、公演チラシと台本も置き、お参りをさせていただきました。
役者陣が口々にしたのは、本で名前や写真を見ただけでは感じることの出来なかった、 「過去にこの人が本当に生きていた」を実感出来たということでした。
太宰治の「人間失格」を演じることに対して改めて意識を引き締め、 それぞれの決意を胸に、禅林寺を後にしました。
太宰治文学サロン
お墓参りの後は、三鷹駅近くにある「太宰治文学サロン」にお邪魔させていただきました。
こちらには、発行当時の本や原稿用紙の複製、太宰の写真などたくさんの資料が展示されており、 生きていた頃の太宰をより強く感じることが出来ました。
こちらのサロンにいらっしゃるボランティアスタッフの方からは、 当時の太宰の様子など、たくさんの貴重なお話を伺わせていただきました。
ちなみにこのバーカウンタ、太宰の通った銀座のバー「ルパン」を再現したものだそうです。
こちらのサロンには、公演チラシを置かせていただきました。 本当にありがとうございましたm(_ _)m
三鷹を出発した劇団CHAN'T一行は、いざ稽古に向かうべく埼玉へ。 太宰が住んでいた地に足を運び、その足跡に触れることで、 「人間失格」をつくることへの気持ちがさらに強くなりました!
本番は9/21〜23、pit北/区域にて。 是非、ご期待ください!!