登場人物が揃い始めました。
まもなく出発の時間です。

マダムのいるバーにやってくる作家。
ふと目に留まった茶色の小包、その中に入っていたのは…

波のシーン、葉蔵とツネ子の鎌倉心中です。
幻想的できれい！
（稽古中はインドの洗濯とか言われてたけども…）

はーい、ヒラメです!!

小包の中身は、ノートと三葉の写真。
その中の一葉が、この幼少期の家族写真です。

「食べなければ死ぬから、そのために働いて、
めしを食べなければならぬ」
幼い葉蔵の、トラウマでした。

「わざわざ、わざわざ、わざわざ」
道化を見破った竹一。
葉蔵の竹一へのやさしさは、偽善の悪計でした。

「シゲ子はね、本当のお父ちゃんがほしいの」
子供の悪意ない一言にハッとする葉蔵。

幸福そうな親子と、そこから離れていく葉蔵。

「５円、貸してくれ！」
堀木のセリフと言ったらこれですねー！

堀木に連れられ、出会った淫売婦。
葉蔵は彼女たちに、マリヤの円光をみた夜もあったのです。